パティシエ専門学校に入学したい人向け|受験の時に持っていて損はない資格
【はじめに】
「パティシエの専門学校に入学するために、持っておくと入学に有利な資格はあるのでしょうか?」という質問よくいただきます。
有利に働くかどうかはわかりませんが、結論として「持っておいて損はない資格」はあります。
ただし、そもそも持っておかなければ受験をすることができない資格もあります。パティシエの専門学校への入学を考えているあなたはぜひ参考にしてください🙆
【パティシエを目指したい、どうしたら?】
パティシエになるためには製菓専門学校などで技術を磨いて就職する方法が一般的です。
未経験でパティシエになることも可能ですが、アルバイトや契約社員の場合が多く、働きながら実践で仕事を覚えていく形になるので、大変ですし、技術のみの習得が先走ってしまって、肝心の衛生観念などパティシエとして当たり前の知識が身につかない恐れがあります。
独立や開業など、今後のスキルアップを考えた場合、各分野を専門としている講師が揃っている専門学校への入学が必須でしょう。その中でもコンテストや産学連携授業など幅広くて実践的な授業が多い専門学校は特に良い学校と言えるのでおすすめです。
資格取得に関しても、製菓専門学校へ進学した場合、卒業までに受験資格が得られたり、カリキュラムに組み込まれている場合が多いので、資格取得がスムーズですし、これからパティシエの道に進みたいと考えている人にもおすすめです。
現場で働いてから資格取得を考えている人よりも取得率が高いという結果も出ています。
製菓の専門学校では、体験入学やオープンキャンパスで実際にケーキや焼き菓子を作る授業を無料で入学前に体験することができるので、将来パティシエに興味がある人は行ってみてはいかがでしょうか?その時に必ず、入学に関する質問を用意しておくことを忘れずに。
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【パティシエ専門学校の入学資格】
一般的なパティシエ専門学校の入学資格は「高校の卒業資格」です。
高校の卒業資格とは18歳以上でかつ高校を卒業していることが条件です。
高校の卒業資格を入学資格としている理由は専門学校は専門課程と呼ばれる学科を設定している場合が多く、誰でも入学ができる一般課程と異なるためです。
【受験時に持っておいて損はない資格】
実は、パティシエになるために必ず取らなければならない資格は現在特にありません。
しかし、実際に洋菓子店やレストランなどで働く際や、転職・独立といったキャリアアップの際に持っておくと有利になる資格がいくつかあります。そのような資格を入学前に取得をしていると職業適性があると認められるので、受験時に「持っておいて損ははい資格」と言えます。今回は2種類をご紹介します。
- 調理師免許
調理師免許は、都道府県知事が認定する国家資格です。「お客さんが安心して食べられる料理を提供できます」という、調理師としての知識や技術が身についている証になります。
現場で2年以上働いた人か、都道府県が定めた調理師専門学校などの各種養成施設で1年以上学べば受験することができます。
神戸国際調理製菓専門学校の場合、調理スペシャリスト本科と調理師科がありますが、どちらも卒業と同時に調理師免許を取得することができます。
試験は筆記試験のみですが、調理の知識だけでなく、食品の安全性・添加物等の知識が必要になります。実技はいりません。
調理師などと同じ名称独占資格なので、この資格をもっている場合のみ調理師を名乗ることができます。
また、この資格を持っていれば自分のお店を開業するときに必要な「食品衛生責任者」という資格を申請のみで取得することができます。将来自分でお店を開きたいと考えている人は取得しておきたい資格と言えます。
- フランス語検定
パティシエの現場やケーキの名前には多くのフランス語が使われています。フランス語検定を持っていると、学校を卒業した後、スムーズに現場で働くことができるでしょう。ケーキの名前もフランス語が多く。日本で人気の「モンブラン」や「ミルフィーユ」は全てフランス語です。
【パティシエ専門学校ってどんなところ?】
一言に「パティシエ専門学校」といっても、実は様々な種類があることをご存知ですか?大きく分けて2種類あります。それは卒業と同時に製菓衛生師免許の受験資格を取得できるか、もしくはできないかです
- 卒業と同時に製菓衛生師免許の受験資格を取得できる学校
いわゆる製菓衛生師養成施設と言われている学校です。都道府県知事から認可を受けている専門学校になります。学校を卒業したら、製菓衛生師として必要な知識及び技能を修得したものとみなされるため、受験資格が取得できます。ただしコースによっては取得できないコースもありますので入学前必ず確認しておきましょう。神戸国際調理製菓専門学校の場合、製菓衛生師科は受験資格に高校卒業資格が必須で、卒業と同時に製菓衛生師免許の受験資格を取得できます。
- 卒業と同時に製菓衛生師免許の受験資格を取得できない学校
こちらは製菓衛生師養成施設ではない学校で、つまり都道府県知事から認可を受けていない学校になります。駅前にあるお菓子教室などが該当します。ある程度のレベルの技術だけを学びたいという人はこのような学校をおすすめします。
【まとめ】
いかがでしょうか。あなたがもしパティシエの入学を考えているのならば参考になりましたか。
資格は持っていれば持っているほどいいと言われていますが、大切なことはお菓子が好きという気持ちです。入学後もその気持ちを持っていれば、素敵なパティシエになれることは間違いないでしょう。