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調理師免許は必要?調理師免許がないとできない4つのこと

料理が好きで、将来は料理の仕事に就きたいと考えているあなた。

料理の道で活躍するためには、調理師免許という国家資格が大きな力になります。

調理師免許を取得することで、料理の専門家としての道を歩むことができます。

今回は、調理師免許とは何か・取得するメリット・調理師免許がないとできないことなど、調理師免許に関する疑問を詳しく解説していきます。

料理の仕事に興味がある方は、ぜひこの記事を読んで、調理師免許について理解を深めてください。

調理師免許とは、料理のプロフェッショナルであることを証明する国家資格です。

調理師免許を取得すると、食材の調理方法・食文化・栄養・衛生管理まで、幅広い知識と技術を有していることを認められます。

これは、調理師法という法律で定められたもので、「名称独占資格」と呼ばれています。

調理師免許を取得するには、大きく分けて2つの方法があります。

①専門学校や大学などで、調理に関する知識や技術を1年以上学ぶ
②飲食店などで2年以上の実務経験を積み、調理師試験に合格する

1.1.専門学校や大学などで、調理に関する知識や技術を1年以上学ぶ

調理に関する知識や技術を1年以上学びます。課程には、理論(栄養学、衛生管理など)や実技(料理の調理法、盛り付け技術など)が含まれます。

メリットデメリット
体系的な知識と技術を習得できるため、短期間で確実なスキルアップが期待できます。学費や教材費など、まとまった費用が必要です。
実習を通じて、実際に料理を作る機会が多く、実践的なスキルを身につけます。1年以上学校に通う必要があるため、時間がかかります。
調理師試験対策の授業が設けられているため、合格率が高い傾向にあります。 
卒業と同時に調理師免許を取得できるため、手続きがスムーズです。 

1.2.飲食店などで2年以上の実務経験を積み、調理師試験に合格する

飲食店などで2年以上の実務経験を積み、調理師試験に合格することが必要です。実務経験を通じて、現場での調理スキルや衛生管理について学べます。

メリットデメリット
実務を通じて、現場でのリアルな経験を積めます。実務経験を積むだけでは、体系的な知識が得られない場合があります。
収入を得ながら経験を積むことができるため、経済的負担が軽減されます。調理師試験の合格には自己学習が必要であり、準備が大変な場合があります。
自分のペースで学びながら、特定の料理や技術に特化することが可能です。 

どちらの方法を選ぶにしても、事前の情報収集をしっかりと行い、自分に合った方法を選びましょう。

2.調理師免許がないとできないこと

調理師免許は、食品衛生法に基づいた国家資格です。

この免許を取得することで、調理に関する専門知識と技術を有していることを証明できます。

調理師免許がないとできないことは、主に以下になります。

①「調理師」と名乗ること
免許を持っていない人が「調理師」と名乗るのは法律で禁止されています。  
②公的機関での調理業務
病院や学校などの公的機関で働く場合、衛生管理が厳格に求められ、調理師免許を持つことが必須となることが多いです。  
③一部の職場での採用条件
一流ホテルや大手飲食店などでは、調理師免許を保有していることが採用条件となっている場合が多いです。
④昇進時の要件
大手飲食店や飲食業界で昇進を希望する場合、調理師免許が求められることが増えています。
責任あるポジションを任せるには、一定の技術や知識が確認される必要があります。  
参照:e-GOV法令検索「調理師法」

日本の法律で定められた義務があり、寄宿舎・学校・病院などの給食施設や、飲食店・魚介類を販売するお店・惣菜を作る工場など多くの人に飲食物を調理して提供する施設やお店では「調理師を置くように努めなければならない」と定められています。

これは、食の安全・衛生を守るため、そして利用者へ安心・安全な食事を提供するために、一定の知識と技術を持った人が調理に関わるべきという考えに基づいています。

3.調理師免許を持つと、どんなメリットがあるの?

調理師免許を取得することで、以下のようなさまざまなメリットがあります。

・一流の職場に就職できる

調理師免許を持っていると、一流ホテルや大手飲食店で働く機会が増えます。これらの場所では、調理師免許の保有者が採用条件として求められることが多く、調理に関する知識や技術があることを証明する重要な資格となります。

・昇進のチャンス

大手飲食店などでの昇進を目指す際にも、調理師免許が求められることがあります。特に責任のあるポジションに就く際には、一定のスキルが必要とされるため、免許の保有はキャリアアップにおいて大きな助けになります。

・公的機関での職務

病院や学校などの公的機関で働く場合、衛生管理が厳しく求められるため、調理師免許の保有が必要です。これにより、食の安全を確保し、安心して利用できる環境を提供することができます。

・ キャリアアップの可能性

調理師免許を持つことで、料理長やシェフなど、より専門性の高い役割に挑戦するチャンスが広がります。

調理師免許を取得していることは、就職活動において大きなアピールポイントとなります。雇用主にとって、免許を持つことは候補者の信頼性や能力を示す重要な要素です。

このように、調理師免許を持つことは、職業的な選択肢やキャリアの幅を広げるうえで大変有利です。

3.1.調理師免許に関連する資格

調理師免許に関連する資格を取得することで、調理のプロフェッショナルとしての信頼性を高め、さまざまな場面で活躍できるチャンスが増えます。具体的には以下の資格になります。

・食品衛生責任者

飲食店を開業する際に必要となる資格です。この資格を取得することで、食品の衛生管理や安全対策に関する知識を身につけることができます。調理師免許を持っている場合、食品衛生責任者の資格取得が免除されることがあるため、開業時の手続きがスムーズになります。

・専門調理師・調理技能士

調理師免許を持つことで挑戦できる資格であり、より高い専門性を証明するものです。専門調理師や調理技能士の資格を取得することで、特定の分野における技術や知識が深まります。これにより、プロとしてのスキルをさらに高め、キャリアの幅を広げることが可能になります。

神戸国際調理製菓専門学校の2年制学科である『調理スペシャリスト本科』では卒業と同時に技術考査合格証が取得できます。これは専門調理師・調理技能士学科免除になる資格です。

4.まとめ

調理師免許は、料理のプロフェッショナルとして必要不可欠な国家資格であり、幅広い知識と技術を証明するものです。

この免許を取得することで、一流の職場での就職や昇進のチャンスが広がり、公的機関での職務においても必要な要件となります。

また、食品衛生責任者や専門調理師・調理技能士といった関連資格を取得することで、さらに専門性を高め、キャリアの選択肢を広げることが可能です。

調理師免許を持つことで、職業的な信頼性や能力を示すことができ、多くの場面で活躍できます。自分のキャリアを考える際には、この資格の取得をぜひ検討してみてください。


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