パティシエ専門学校は私生活も充実?|専門学校キャンパスライフ
パティシエになるための専門学校は卒業だけで資格が取れるし実習も多くて大変そう……そう思っているそこのアナタに、実際のカリキュラムについて紹介します!
勉強も余暇もしっかり行って学生生活を謳歌しましょう。
【勉強も大事だけどそれ以外も大事】
学校は勉強するところです。
それは間違いないことですし、勉強をおろそかにするのであれば学費が無駄になってしまうので進学しない方がいいでしょう。
しかしそれは決して勉強しかしてはいけないという意味ではありません。
せっかくの学生、社会人になる前の段階だからこそ出来ること、学生にしかできないことはたくさんあります。
友達をたくさん作る、たくさん遊びに行く、趣味に没頭するなど……勉強へのモチベーションを保つためにも余暇の過ごし方はとても重要です。
でも専門学校って忙しそう……。そんな不安を抱えているアナタに、実際の専門学校のカリキュラムが忙しい中でどれだけ自分に時間を使えるのか探っていきます。
【通学時間の過ごし方】
当然ですが学校への行き来には時間がかかります。
電車で通う方が一番多いですが、学校の近くに実家があったり一人暮らしをする場合は徒歩や自転車となるでしょう。
毎日往復となると片道15分でも1週間で2時間半、それだけの時間を何もせずに過ごしてしまうのは勿体ないですよね。
電車で通う場合は前日の授業の復習をしたり試験対策を行う人もいますし、好きな動画やゲームで過ごす人もいます。
徒歩では音楽を聴く人も多いですが、製菓系で海外進出も視野に入れている人は外国語の勉強を行っている人も多いようです。
特に最近は日本を訪れる海外の観光客も増えているため、店のメニューに英語を加えたり店員さんが英語で対応できる店舗が増えています。
社会人になるとなかなか勉強をする時間が取れなくなるので、学生のうちに学んでおくのは有効です。
神戸国際調理製菓専門学校は阪神元町駅・JR元町駅から徒歩3分の好立地!毎日のことなので学校選びのポイントになりますよね。
【座学について】
神戸国際調理製菓専門学校の製菓スペシャリスト本科を例に挙げると、1年次に基礎を固めるために座学が多め、2年次には応用力を身につけるために70%以上が実習となっているため、1年次は60%が座学となります。
【座学の内容】
- 製菓理論
甘味料、油脂、乳製品、果実、凝固剤など菓子の原材料の種類や成分、加工上の特性さらに容器や包装の知識も習得。
- 食品学
栄養素、エネルギー源、感覚、嗜好品、健康維持などの機能を持つ食品について成分、性質、働きについて学習します。
- 公衆衛生学
心身の健康維持と増進、感染症など健康に適した生活環境や作業環境、家族や地域生活での健康づくりについて学びます。
- 衛生法規
調理師や製菓衛生師にとって大切な法律についての知識を学びます。
- 食品衛生学
飲食によって起こりうる危害、食品の生産・製造から販売に至る過程で発生しうる危険要因とその安全対策についての知識を習得。
- 栄養学
栄養素の種類、体内での作用の仕方を学習。また食がもたらす健康維持効果、成長・発育作用についても学びます。
2年次に上がると
- ラッピング
四季折々の歳時とのしの知識やハロウィンやクリスマスなどのイベントで喜ばれるラッピングについてのテクニックを学びます。
- マネージメント
就職後や開業の際に役立つ多くの理論や知識、店舗運営のノウハウを身に着けます。
- ヴァンドゥーズ演習
お客様をもてなす接客、箱詰め技術等で必要なサービスを実習で習得します。
といった授業をします。
また用語やレシピなどで用いることの多いフランス語についての授業も行います。
【実習について】
1年次から授業時間の半分近くを使う実習ですが、作る料理は毎回変わります。
毎回毎に食材によって異なるお菓子の特徴や、パン・和菓子等のジャンルの差をお菓子を通して学んでいきます。
自分はパンを開業したいから和菓子はいらない、という考えは間違いで、昨今のグローバル化は飲食業界にも影響があり、パンにも和菓子の技術が、逆に和菓子にもパンの技術が使われるのが当たり前です。
個人や店舗では難しい様々な食材や料理にチャレンジできるのも、専門学校の魅力の一つです。
【それ以外の時間は自分のために使える】
例外がある日はもちろんありますが、神戸国際調理製菓専門学校の場合は1限が9:15から、最終6限が15:50までとなり、多少前後はしますがそれ以降は自分のために使えます。
多くの学生が生活費や学費、交際費を稼ぐためにアルバイトをしています。それも飲食店などの調理に関わる場所であれば、実際に実務経験として積むことができるため、就職の際も有利になります。
他にはもちろん勉強の復習もありますが、同じ学校の仲間と遊びに行くのも大事です。
社会人になってしまうとなかなか横の繋がりが増えません。
学生のうちにしっかりと友人関係を構築しておくことは、将来確実にプラスになるため、成人したら飲みに行ってみたりなど、学科が違っても積極的に交流してみましょう。
もちろん、自身の趣味の時間も重要です。趣味がなければ探すために時間を使うのもいいでしょう。
実習はまだしも座学の勉強ばかりではやはりモチベーションを保つのが難しいです。