失敗できない!パティシエを目指すなら専門学校に行くべき?行かないべき?
日本にはたくさんのパティシエの専門学校があります。
その数は約80校!(全国製菓衛生師養成施設協会のホームページより)
しかし、本当にパティシエになるのに必ず専門学校に行く必要があるのでしょうか?
そう考える人も少なくありません。
きっとあなたも一度は考えたことがあるはずです
そしてもしあなたがお菓子やパンが好きで本気で将来のために勉強したいと考えているのならば、すぐに洋菓子屋さんで働くという選択肢もあります。
ではいったい、パティシエの専門学校に行くべき理由は何なのでしょうか
神戸で唯一、調理と製菓が学べる専門学校が解説をします。
パティシエになるには専門学校がオススメ
結論から言うと、パティシエとしてのキャリアをスタートさせるには、初心者からでも即戦力として活躍できるスキルを習得できるパティシエ専門学校がおすすめです。
専門学校は、実践的な技術を体験しながら学び、独自のスキルを磨くための最も効果的な場所であると言えるでしょう。
プロのパティシエになるためには絶えず新しい技術を学び、製菓の基礎をしっかりと身に付けることが必要です。
そんなあなたにピッタリの場所こそ、パティシエ専門学校なのです。
パティシエの専門学校に行くメリット
パティシエ専門学校には多くのメリットがあります。
特に大きいメリットは専門学校では実践的な技術が重視され、ベーシックな技術からトップレベルのスキルまで範囲広く学べることです。
専門学校は理論だけでなく、実際に手を動かし、創造力を鍛えることができるからです。
さらに、全国各地から集まった同じ目標を持つ仲間との出会いも大きな魅力でしょう。
異なるバックグラウンドを持つ学生たちから学び、互いに切磋琢磨しながら成長ができるのです。
また資格も取得でき、将来の選択肢がグッと広がる可能性もあります
パティシエになるための基礎固めができる
パティシエになるためには基礎的な技術と知識が必要不可欠です。
なぜなら卒業後、製菓現場で一番求められるスキルだからです。
例えば、デザートの基本レシピ、材料の特性や組み合わせ、生地を扱う技術、焼き上げ方、飾り付けなどです。
これら全ての基礎技術に磨きをかけることで、自分だけのオリジナルなスイーツ作りに活かしていくことも可能になります。
パティシエとしての実践的なスキルも身に着く
基礎固めだけではなく専門学校では、基礎から応用まで実践的なスキルを身につけることもできます。
例えば、多種多様なデザート作りの他、経営管理やマーケティングなど、事業を成功させるためのビジネススキルも学ぶことができます。
また、インターンシップや就職サポートなど、実際の現場で働く経験を積む機会も提供されます。
これにより、学んだ知識や技術を具体的に活用することが可能となり、自身のキャリアを更に一歩前進させることができます。
専門学校選びで重要なポイント
専門学校を選ぶ際、一体何を重視して選んだらよいのでしょうか。
忙しない日々の中で、自身の未来を左右するような大切な選択をするのは難しいですよね。
ここでは「先生の質」「カリキュラムの内容」「学費や奨学金制度」の3つのポイントに注目して選ぶ方法をお伝えします。
では、各ポイントについて考えていきましょう。
先生の質をチェック
まず重要なのは、何と言っても先生の質です。
先生が優秀かどうかは、私たちが専門的な知識を身につける上でも非常に大切な要素であります。
具体的な手段を挙げますと、講師の経歴や実績を調査することです。
また、先生だけでなくコンテストで優秀な成績を学生が収めているのであれば、それは先生の教え方がいいということです。
事前のオープンキャンパスなどでも多くの情報を得ることができるでしょう。
さらに詳しく調べるためには、直接講師に質問するのも効果的な方法です。
理想の講師像を持ちつつ、自身の成長に寄与してくれる講師が在籍する学校を選びましょう。
カリキュラムの内容を見極める
次に、カリキュラムの内容には十分に注意を払ってください。
あなたが学びたいこと、スキルを習得したいことは明確にしておき、それに見合ったカリキュラムが組まれているかどうか確認が必要です。
がっちりと授業を受けるだけでなく、独自のプロジェクトや実践的な経験を積める場が提供されているかどうかも見落とせません。
そしてそれが本当に学生の学びにつながっているかどうかが大切です。
学費や奨学金制度を調べる
最後に、学費や奨学金制度の調査です。
どんなに素晴らしい学校でも、学費が払えなければ通うことはできません。
事前にしっかりと学費や奨学金制度を調査し、自身が支払える範囲内の学校を選ぶことが重要です。
学費や奨学金の情報を得るためには、学校のホームページや資料請求を利用することをオススメします。
また、一人暮らしをするのであれば家賃や交通費、アルバイトをするのであれば収入や支出も事前に想定をしておきましょう。
入学から卒業まで!パティシエ専門学校の実際の学生生活
パティシエを目指すみなさんが最も興味を持つ「学生生活」について詳しく述べていきます。
パティシエ専門学校は、もちろんスイーツ作りの技術だけでなく、パティシエとしての姿勢、感性を育む場でもあるのです。
自分に厳しく、他人に優しく、素晴らしいスイーツを作る立派なパティシエになるための道がここにあります。
実際の授業内容と進行
パティシエ専門学校ではまず、基礎となるスイーツ作りの理論から実技までを幅広く学びます。
一見、単純なようでいて奥深いスイーツの世界はやはり基礎が大切です。
フランス料理の基礎でもあるマジパンやクリーム、ガナッシュなどの作り方から始まり、ケーキやプリン、タルトなど一般的なスイーツの製作法を学びます。
さらに本校の製菓スぺシャリスト本科のような2年制学科では、より高度なテクニックを要するデコレーションや飴細工などの工芸菓子も学ぶ他、外来講師による講習もあります。
これらを通じて職人としての技術力を直接学ぶことができます。
この他にも神戸国際調理製菓専門学校では総合的なカリキュラムとして、小麦粉や牛乳に関する材料学やはケーキを販売する時に欠かせないラッピングの技術も勉強します
研修やインターンシップの機会
パティシエ専門学校では実際の現場での経験をとても重視しています。
そこで多くの学校では実習やインターンシップの機会が用意されており、実際の職場で実践的な技術を身につけることができます。
また、そこで得た経験は卒業後の就職活動にも大いに役立つでしょう。
特定のパティスリーやショコラトリー、ホテルやレストランの厨房で働くことで、パティシエとしての最前線を体感し、自身の将来像を具体的に描く契機となるでしょう。
実際にインターンに行った学生からは「インターンシップに参加することで、卒業後の自分を想像することができた」という前向きなコメントをいただきました。
卒業後の進路や就職先
パティシエ専門学校を卒業した後の進路は多岐にわたります。
一部の学生は外国へと旅立ち、世界の一流レストランやホテルでパティシエとして働く道を選びます。
また、国内の有名パティスリーやホテルで働く者もいます。
そして、実際の現場で修行を積んだ後、自分の店を開くという夢を叶える者も少なくありません。
そして、キャリアの形は様々ですが、その全てがただ一つの共通点をもっています。
それは、「パティシエとして人々に幸せを提供したい」という想いです。
あなたがもしケーキを通じて誰かを幸せにしたいと思っているのであれば、同じ気持ちを持った仲間たちに出会えるのも専門学校の魅力ですよね。
パティシエに必要な資格とスキル
パティシエは華やかなイメージがある一方で、長い年月をかけて技術を磨き向上心を持つ姿勢が必要となります。
その中で特定の資格を持つことは信頼性が上がるだけでなく、スキルオンリーの職業であるためその技術力が問われます。
では、具体的にはどのような資格やスキルが必要なのでしょうか。
パティシエの国家資格「製菓衛生師」とは
パティシエを目指すにあたり、特に資格は必要ありませんが国家資格である「製菓衛生師」という資格が役立ちます。
製菓衛生師は衛生管理に関する知識と製菓技術を身につけるための資格であり、取得すれば製菓製パン店やレストランなどで衛生管理を担うことが可能になります。
また海外での働くためのビザがおりやすくなったり何かと有利に働く場面が多いです
しかし、この資格を取得するためには、試験に合格することが必要です。
各種養成学校で受験資格取得のために必要な単位を取得し、その後、筆記試験に合格することで取得することができます。
学力試験は何回でも受験可能なので、オススメです。
詳しくは「【解説】パティシエの資格「製菓衛生師」の試験内容や難易度について」のブログをご確認ください
パティシエで重要なスキルとは
パティシエとしての能力を問うための重要なスキルとしては、まず一つ目に製菓技術があります。
ケーキ作りはもちろんのこと、チョコレート、菓子パン、和菓子作りなど幅広いジャンルでの専門知識と技術力が求められます。
また二つ目には、感性やセンスが重要となります。
お客様の舌を満足させるためだけでなく、目を喜ばせることも求められます。
最後には、人間性やマナーも重要なスキルとなります。接客の機会も多いこの職業では、礼儀正しさが求められるのです。。
専門学校でしか学べないスキル
現在の職業市場では、特定の分野での高度なスキルや特技を有することがますます重要視されています。
そのため、専門学校では様々な分野の専門知識を深め、実際に使用できる技術を修得することが可能となっています。
パティシエやシェフを目指す人々のための専門学校では、チョコレートや砂糖の加工技術、一流のシェフが持つべきスペシャリテを習得するプログラムが提供されています。
チョコレートや砂糖の技術
専門学校で学べるチョコレートや砂糖の技術は非常に高度です。
まず、チョコレート作りではカカオの種類や産地、温度管理など、細部にわたることが求められます。
正確にこの一連の工程を理解し、マスターすることで、多様な風味や風味豊かなチョコレートを生み出すことが可能となります。
一方、砂糖の技術については、その結晶化や溶解、キャラメリゼーションなど、科学的な理解を要求されるため、調理以上の知識が必要です。
これらの技術を学ぶことにより、パティシエやシェフは自分だけのスイーツや料理を創り出すことができます。
スペシャリテの習得
また、専門学校では独自のスペシャリテを習得することも可能です。
スペシャリテとは、各シェフやレストランが誇る特別な料理やデザートのことを指します。
それはシェフの哲学や個性、創造力を反映したものであり、一流のシェフになるためには自分だけのスペシャリテがなければなりません。
専門学校では、一流のシェフが持つべき技術やセンスを学びながら、自分だけのスペシャリテを創り上げるためのノウハウを提供しています。
神戸国際調理製菓専門学校で特にゲストシェフ実習をいうカリキュラムを通じて、神戸で有名なパティスリーで実際に働かれているシェフの方に授業をしていただきます。
これにより、卒業後のキャリア構築や競争力の強化に繋がるのです。
パティシエ専門学校に通うための準備
パティシエとしてのスキルを学び、夢を追い求めるためにはパティシエ専門学校への入学が一つの道です。
しかし、独立するまでの道のりは険しかったり、予想外の事情で難しい状況に直面する可能性もあります。
そうした時に適切に対応し、自身のキャリアを支えるためには、予め学費の準備や生活環境の整備、そしてメンタル面での準備が必要不可欠となります。
学費の準備
パティシエ専門学校に入学するためには、学費が必要となります。
学費は、授業料だけでなく、器具や材料費、施設利用費などが加わります。
これらの費用を一度に支払うのは厳しいかもしれません。
ですから、学費ローンを利用することも一つの選択肢です。
しかし、学費ローンを利用する場合は、返済計画をしっかりと立て、返済が進むにつれて生活が苦しくならないよう、計画的に進めていくことが大切です。
また、奨学金の利用も念頭に置いておきましょう。奨学金は返済義務のないものから、あとで返済をしましょうというものまで、様々な種類があります。
あらかじめ自分が何を利用できるのか調査し、計画を立てておくことが求められます。
生活環境の整備
学校に通うためには、適切な生活環境も重要な要素となります。
特に、パティシエ専門学校に通う場合、実際にケーキやパンを作り、味見をすることもあるので、栄養バランスを考えた食事や、十分な睡眠を意識することが大事です。
また、遠方から通う場合には、住まいを借りるという生活上の事情も発生します。
予算や距離、アクセスといった点を考慮し、自分のライフスタイルに適した物件を見つける必要が出てきます。
そして、学ぶ意欲を継続して保てるように、自分なりの楽しみやリラックスする時間を確保することも必要です。
メンタル面での準備とは
道のりが険しくても諦めず、夢を追い続けるつもりなら、メンタル面での準備が絶対に必要です。
学び始めると多くのチャレンジや苦難に直面します。
それを乗り越えるためには、自己肯定感を高め、心の余裕を確保することが大切です。
ストレスを溜めずに適切にリリースする方法を見つけ、心地良いリラクゼーション空間を作ることも重要です。
また、課題を乗り越えた後に自分を褒めることで、自己肯定感を高められ、次の新たなチャレンジに向かうための力を得ることができます。
常に前向きな姿勢を保ち、自分自身を信じることで、困難な状況でも前に進むことができるようになります。
パティシエになるための道は他にもある
スイーツの魅力に取り憑かれ、自身でも作り始め、パティシエになりたいと考えている人は少なくないでしょう。
しかし、「専門学校に通う費用が高額なのがネック」、「仕事を続けながら学びたい」、「外国で修行したい」といった理由で迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、専門学校を卒業してパティシエになるという伝統的な道以外にも、自己学習や海外修行など、パティシエを目指すための異なる道のりをご紹介します。
フランスでの修行をする方法
フランスはパティスリーの本場であり、一流のパティシエと言えばフランス人を思い浮かべる人も多いでしょう。
フランスでの修行を考えているという方は、その美食の国で直接伝統的な製法を学び取りたいという思いがあると思います。
ですが、フランスでの修行は難易度が高いのも事実です。
言葉の問題、生活習慣の違いなどありますが、それらを乗り越えてフランスで修行を積む事ができれば、本場の味を日本に持ち帰り、他のパティシエと差別化することも可能となります。
専門学校以外の学校に通うという方法
専門学校に通えないからと言って、良質な教育の機会を逃す必要はありません。
専門学校以外にも、職業訓練校や市民公開講座、ーコミュニティセンターなどで実施される料理教室などを活用することで、専門的な知識と技能を身につけることができます。
もし、スイーツサロンやレストランなどでのアルバイトが可能であれば、その場で直接、パティスリー作りのコツや製法を学ぶこともできます。
どれも専門学校と違い授業料が安価なため、より多くの人がパティシエの道を進む機会を得られます。
自分で勉強する方法
毎日の仕事をこなしながら夢を叶える方法として、自己学習があります。
スイーツのレシピ本や、パティシエが出している教材、またはインターネットで配信されているオンライン料理教室などを活用すれば、自宅でも基本的なパティスリーの作り方を学ぶことができます。
重要なのは、ただ単にレシピを追うのではなく、何故その材料が使われ、その手順が必要なのかの理由を理解することです。
そうすることで一段と深い知識が蓄積され、本格的なパティシエを目指すためのステップアップに繋がります。
しかし、語学学習と一緒でいくら自分で勉強しても、実際に現場でスイーツを作らなければ身につきません。
厳しい環境に身を置いてこそパティシエとして成長できることを忘れないでください。
おすすめのパティシエ参考書
自宅で学ぶための良い教材としていくつかのパティシエ関連の参考書をご紹介します。
一つ目は「ル・コルドン・ブルーの基礎」です。
この書籍は、フレンチペーストリーの基本をしっかりと学ぶことができます。
二つ目は「職人技を身につける スイーツの科学」です。
こちらの書籍は、理論と実践をイメージ図や写真を使って解説しているので、初心者でも学びやすいでしょう。
自宅でできるパティシエの基本練習
自宅で学ぶべき技術とはどのようなものでしょう。
基本的な手際よさや料理に必要な器具の扱い方、材料の測り方や切り方など、料理に根本的で重要な基本技術を身につけることが重要です。
また、パティシエとしては、基本的な生地の作り方や、焼き加減、盛り付け方などの詳細な技術も重要となります。
さらには、毎日の仕事で作るであろう基本のデザート、例えばチョコレートケーキやタルト、マカロンなどのレシピを練習することも大切です。
まとめ
パティシエになるためには、専門的な知識と技術を身につける必要があります。
専門学校に通わずにパティシエになる道ももちろんありますが、専門学校に通うが長い目で見たら最適だと考えます。
パティシエを目指す人は、自分の状況や目標に合わせて、最適な方法を選択しましょう。