調理師になりたい人必見!面接攻略のために考えておきたい5つのこと
調理師を目指す上で気になるのは、やっぱり就職の際の「面接」ですよね。
皆さん1度は経験しているかもしれませんが、改めてどんな質問をされるのか、どんな所を見られるのかなど、気になると思います。
また調理師ならではの質問があるかもしれないと思って、事前に調べていくひとも少なくありません。
今回はAO入試
■一般的な面接と違う所はある?
調理師の面接も、基本的には一般的な面接と変わりはありません。
応募者がどんな人なのか、どんなことを学んできたのか、採用する企業側との相性を見るために面接が行われます。
調理師の面接だからと特別気負う必要はありませんが、挨拶やマナーといった基本的な面接のポイントは抑えておく必要があります。
■攻略のポイントは“企業が求める人材”になること
調理師の面接を成功させるためのポイントは、応募する企業が求める調理師がどんな人なのかを知っておくことです。働く場所やお店の形態によって、求められるスキルや求める人物像が異なってくるからです。
例えばホテルの調理師であれば、コース料理の支度を段取り良く調理・サポートできるようなスキルが求められますし、繊細な調理スキルを持っていた方が歓迎されます。
また、格式高い料理を出すホテルでは、ある程度のマナー教養も必要になります。
反対に学校給食を作る調理師の場合、一度に大量の食材を調理したり、大きな調理器具を使う機会が多いため、とにかく体力が必要になります。
就職希望先が求める調理師が自分の希望と会っているか、逆に就職希望先の求める人材にもなれるように事前によく確認しておくことをおすすめします。
■面接までに考えておきたい5つのこと
それでは、実際の面接ではどんな質問をされるのでしょうか?
どの業界でも共通して聞かれるような質問はもちろん、調理師ならではの質問をされることもあります。
神戸で唯一、調理師の免許が取れる神戸国際調理製菓専門学校が考える5つのポイントをご紹介します。
(1)志望動機
これはどんな仕事の面接でも聞かれる質問ですが、なぜたくさんある調理師の仕事現場の中で、うちの店(企業)を選んだのかという内容の質問は必ずされます。
・家から近いから
・給料や福利厚生が良いから
なんていう本音もあるかもしれませんが、ここではあなたが感じた企業の魅力を積極的に伝えましょう。
お店や企業のウェブサイトには、仕事に対する理念やポリシーが載っていますし、お店を作った人の想いが分かる記事もたくさんあるはずです。
そこであなたが共感した部分や「これから働く上でこんな活躍をしたい」「こんな風にお店を盛り上げたい」というビジョンを伝えられると非常に好印象です。
(2)学生生活で学んできたこと
専門学校などから新卒採用で面接を受ける場合は、これまでの学生生活でどんなことを学んできたのか、それをこれから仕事にどう活かしていきたいかという質問をされることでしょう。
『調理師になるには専門学校と大学どちらがいい?』のブログでも紹介しておりますが、専門学校ならば授業や調理実習、インターンシップやコンクールなど大学では味わえないくらいその職業に対して深く様々な経験があります。
あなたが調理師としてレベルアップできたと思う点をまとめておくと良いでしょう。
(3)職務経歴
転職で調理師の面接を受ける場合は、これまで働いてきた仕事内容や成果を聞かれます。
調理師の仕事はチームワークが必要で、規模の大きいお店であれば複数のスタッフに指示を出したり、マネジメント業務が加わることも少なくありません。
お店や企業としても、前職での経験や実績を持っているかどうかを知っておきたいというわけです。
合わせて退職理由を聞かれることもあります。
転職の回数が多かったり、短期間で退職をしてしまっている場合はその理由を聞かれる可能性が高いでしょう。
人間関係や仕事内容への不満などで退職した場合、それをそのまま伝えるのではなく、「今後のスキルアップのため」などできるだけ前向きな印象になるように言い換えた方が印象も良くなります。
(4)健康状態や出勤日について
調理師の仕事はほとんどの場合、土日や祝日・長期休暇といった普通はお休みになる日がかき入れ時となります。
お店としても出来る限り忙しい曜日や時間帯に働いてくれる人を探していますから、出勤可能な日については必ず聞かれると思っていた方が良いでしょう。
特別な理由があって出勤できない曜日がある場合は事前に伝えておきましょう。
また、1日立ちっぱなしで調理を行うので体力面で大丈夫そうかという点も質問されます。
応募先によっては面接時に健康診断を行うこともあります。
(5)逆に質問があるか聞かれることも
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。
「特にありません、大丈夫です」といった返答は避け、できる限り質問を用意しておく方が「真剣に入社を考えている」という誠意が伝わります。
入社後に担当する業務内容や一緒に働くスタッフのキャリアなど、実際に働くことを想定したイメージできるような質問をするのが良いでしょう。
まとめ
調理師の面接についてご紹介しました。
応募する前に出来る限り企業研究をしておくことが面接攻略のカギと言えるかもしれません。
このコロナの時代でも飲食業界は業務形態はかえながらではありますが、良い人材であればほしいと考えています。
就職状況については『【2020年10月版】調理業界の就職について|新型コロナの影響は?』をご覧ください。
また、飲食業界は接客業なので、面接では挨拶や身だしなみ、受け答えの態度についてもしっかりチェックされています。
用意した答えを伝えるだけにならないように、面接を担当する人との会話のキャッチボールを意識しながらあなたの熱意を伝えましょう。
神戸国際調理製菓専門学校ではキャリアマナーの授業を通じて、面接の練習や卒業後の転職の相談などを行っております。