調理師専門学校に通う3つのメリット|ムダは世の中にはありません
調理師を目指せる専門学校に通う意味はあるのでしょうか?
『【国家資格】調理師免許を紹介!取って損はありません!』の記事でもお伝えしましたが、調理師免許の取得に関しては進学が必須ではありません。
大卒での取得も可能で、一部では調理師免許だけでは役に立たないという意見も……。
しかしそれでも調理師専門学校が人気なのには、やはり明らかなメリットがあるためです。
調理師専門学校はその他の業界と比較すると、食材や大規模な設備を利用するため学費が高めです。
通う期間は1~2年と大学と比べて短いため、総額は安いですが誰にでも通えるものではありません。
それでもそうしたデメリットを鑑みた上で、専門学校に通うことで得られるメリットについてご紹介していきます。
《メリット①》卒業するだけで調理師免許が取得できる
調理師の国家資格を取得する方法は大きく2つあり、1つは2年以上の実務経験を経た後に試験に合格すること、もう1つは認可を受けた養成校で定められた単位を取得した上で卒業することです。
もう少し詳しく知りたい方は『【解説】調理師免許取得のための試験の受験資格や合格方法について』の記事をご覧ください
やはり進学の大きなメリットは実務経験も試験も不要で国家資格を手にすることが出来る点と言えるでしょう。
そもそも何故取得が可能かと言えば、専門学校で資格に見合う十分な知識と技術を会得できると公的に認められているからです。
実は実務経験というのもアルバイトなどで可能なためそれほどハードルの高いものではありませんが、期間が長い上に試験勉強も必要なため簡単に取れるわけではありません。
先の就職のことまで考えると、就職先の斡旋まで対応してもらえる専門学校のメリットはかなり大きいです。
《メリット②》様々な分野の料理を学ぶことが出来る
『調理師専門学校で学ぶ?それともお店で学ぶ?』での記事でもお伝えしましたが、実務経験ではその店で出しているメニューしか学ぶことが出来ません。
それに対して専門学校は和・洋・中など選択しながら実習を通して経験を積むことが出来ます。
和洋中のジャンルの料理を勉強
当然作る料理は毎回変わります。
100種類以上のレシピ数を学べることは大学ではなく大規模な設備を設置している専門学校にしかできません
1年次から授業時間の半分近くを使う実習ですが、自分は洋食屋を開業したいから日本料理はいらない、という考えは間違いで、洋食屋にも日本料理の技術が、逆に日本料理にも洋食屋の技術が使われるのが当たり前です。
普段では扱えない食材に触れることはできるのは調理師専門学校だからです
食材も様々なものを扱うことが可能となるので、進学しない場合と比較したときに経験の幅が大きく変わってきます。
ただし、実習は実務経験に即しているとはいえやはり本物の現場とは違います。
しかし、調理師の専門学校に通いながらでもアルバイトとして飲食店で働くことは十分に可能ですので、経験不足になることはないでしょう。
《メリット③》講師陣が充実している
上記でメリットとして挙げていませんでしたが、調理師の専門学校では料理のプロから直接学べる点がやはり大きなメリットの一つでした。
いわば他にはない調理分野におけるノウハウを、学生に与えることが可能なのです。
そしてさらに、座学についてもプロフェッショナルから学べる点も、進学のメリットとして紹介しないわけにはいきません。
座学の講師陣について
調理師として必要な栄養学や調理理論や食品衛生学を教える先生方はその道のプロでなくてはいけません。
正しい情報をわかりやすく伝えることは、長年の経験がなくてはできないことです。
勤務歴10年以上を持つ講師陣が何人も神戸国際調理製菓専門学校には在籍しております。
就職の講師陣について
また就職を希望する学生には就職のサポートを、開業を目指す場合はそのフォローを一人一人に徹底し、全員が満足する将来を掴めるようスタッフ一同尽力しています。
そして、就職活動が企業との1対1で行われる中で、神戸国際調理製菓専門学校では担任の先生、就職の先生、保護者の方の三位一体となって、本人のベストな就職先を目指していきます。
2019年の実績では98.7%の就職率を取得することができました。
ムダだと思う人の気持ち
様々なメリットを挙げましたが、専門学校は調理師・料理人を目指す全員が通うべき施設だとは言いません。
そしてムダだと思う人の気持ちも理解できないことはありません。
「料理なんてだれでもできるし」「結局美味しければいいじゃん」という声はよく聞きます。
確かにその通りです。
しかし、調理師の役目はその領域ではなく、料理文化の継承や食の安心安全を守るためです。
さらにこの業界に限らず、専門学校は専門知識・技術を身につけ、就職や開業を目指す人をサポートをする場です。
そのため、そもそも調理師免許は取りたいけれど料理人として稼ぐつもりはないという場合は、アルバイトで経験を積んで試験合格を目指す方がいいかもしれません。
働きたいレストランや職人さんが決まっているのであれば、専門学校に通わず弟子入りする方が、基礎に囚われず特化して経験を積める分早く活躍することが出来るかもしれません。
あくまで基礎的な知識と技術を身につけ、汎用的な実技経験を積める場所そして人間関係を学ぶ場所であり、言わばウォーミングアップの場と言い換えてもいいかもしれません。
調理師免許はあくまでスタートです。
当然ですが就職がゴールではありません。
ウォーミングアップを入念にしてこそ、本番で力を発揮できるのです。
まとめ
何度も言いますが、調理師専門学校への進学は必須ではありません。
しかし、他では得られないメリットがあるからこそ、今でも多くの進学者がいて、多くの卒業生が活躍しています。
あくまで一つの選択肢として、専門学校への進学を検討しましょう。
学費が高いの事実ですが調理師専門学校の学費を安くする方法もございます。
もし、調理師として将来は頑張っていきたいと考えている方は一度本校じょオープンキャンパスに参加してみてはいかがですか?