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パティシエになるには|まずは仕事内容を知ろう!

クリスマスや誕生日はもちろん、ちょっとしたご褒美にも、特別な日にはおいしいスイーツが付き物ですよね。

スイーツといってもショートケーキにタルト、プリン、ババロア、他にもフィナンシェやマドレーヌといった洋菓子もスイーツです。

そんな、毎日をおいしく彩るスイーツを作る「パティシエ」の仕事です

ではパティシエになるには、どうすればいいのでしょうか。

このページではまずパティシエの仕事内容の説明と実際の1日の例、そしてパティシエになるための方法をご紹介します。

パティシエってどんな仕事?

パティシエという言葉自体は『パティシエとパティシエールの違いとは?』の記事でお伝えしましたが、一言に「パティシエ」といっても、仕事となると実に様々な種類があることをご存知ですか?

扱うお菓子の種類やお店の業態によって仕事内容も大きく違ってきます。

(1)洋菓子店(パティスリー)で働く

スイーツ(洋菓子)の専門店であるパティスリーで働く人は、パティシエを目指している多くの人の就職先になります。

小さな個人店や小規模なお店では生地作りから仕上げまですべて担当する事も多く、長年キャリアを積んだ人が独立してお店を出す場合がほとんどです。

パティシエが何人もいる大きな洋菓子店ですと、生地や焼き・仕上げといった工程で担当が分かれていたり、作るスイーツの種類ごとに担当が決まっていたりします。

また、作るだけでなく、接客や販売も仕事内容に含まれます。

(2)レストランで働くパティシエ

コース料理などがあるレストランでは、料理の最後の出されるデザート(アシェットデゼール)を作るのが主な仕事になります。

ケーキ屋さんと違う点は、お皿の彩りや繊細な表現ができるという所です。

まるくコーティングされた球体のチョコレートにアツアツのチョコソースをかけるデザートをテレビなどで見たことがある人も多いのではないでしょうか?

見て、食べて楽しめるレストランのデザートパティシエは、彩りの感覚やセンスも必要になってくる仕事と言えるでしょう。

また、お客様の要望で記念日用のデザートをオーダーされることもあります。

(3)結婚式場などで働くパティシエ

大きなウェディングケーキやパーティ用のデザート。

街のパティスリーにお願いしているところもありますが、大きな結婚式場や披露宴会場などでは専任のパティシエが働いています。

特別な日にみんなで食べるケーキですから、新郎新婦の要望や予算、人数を聞きながらケーキをデザインしていくのがここのパティシエの仕事になります。

その年によって流行や人気のデザインが変わってくるため、新しい情報を常に取り入れながらスイーツを作る必要があります。

マルチパン(マジパン)と呼ばれる粉末のアーモンド・砂糖・卵白をこねてペースト状にしたものでデコレーションするのも人気で、形も新郎新婦の要望によって様々です。

ケーキのデザインだけでなく、造形の知識や技術も問われる仕事といえます。

4)工場で働くパティシエ

大手洋菓子メーカーなどは店頭ではなく自社工場を持っていることが多く、その工場でパティシエが勤務することもあります。

工場は機械でオートマチックというイメージが強いですが、焼き加減の細かい調整や仕上がりのチェックは人の手が必要なことも多く、商品の改良や新商品の開発となると試作はパティシエが作ることも多いのです。

パティシエの1日が知りたい

勤務先によって1日の仕事内容も異なりますが、代表的な洋菓子店(パティスリー)勤務の場合をご紹介します。

お店のオープン(10時~11時頃が一般的)に合わせてスイーツを作っていくため、朝はだいたい6時前後から仕事がスタートします。

最初にスイーツの仕込みをしてから生地や焼き菓子を作り始めます。

お店の営業中は品物の売れ行きを見ながら追加で作ったり、予約を頂いているケーキに取り掛かります。

夕方5時~6時くらいになると翌日の仕込みを開始します。

閉店後はお店の片づけをして帰宅という流れです。

朝が早いパティシエですが、お店の仕込み次第では夜も遅くなる日もあり一般の会社員に比べると体力が必要な仕事と言えそうです。

パティシエを目指したい、どうしたら?

パティシエになるためには製菓専門学校などで技術を磨いて就職する方法が一般的です。

レストランや専門店などでは未経験でも採用しているところもありますが、アルバイトや契約社員の場合が多く、働きながら実践で仕事を覚えていく形になります。

独立や開業など、今後のスキルアップを考えた場合、お菓子作りの基礎的から学内コンテストなど幅広くて実践的な授業が多い専門学校などがおすすめです。

また、専門学校の中にはフランスなどでドイツといった洋菓子の本場への研修旅行やできたり、パティシエになるために必須ではありませんが技術力の証明にもなる「製菓衛生師」と「菓子製造技能士」といった資格取得も目指すことができるようです。

社会人向けのコースや夜間コースが開設されていることも多く、実際に働きながらスキルを磨く人や、再就職で学びなおす人もたくさんいるようです。

参考に『パティシエになるために専門学校に行く必要性』の記事も合わせてご覧ください

パティシエの専門学校では、体験入学やオープンキャンパスで実際にケーキや焼き菓子を作る授業を無料で体験することができるので、将来パティシエに興味がある人は行ってみてはいかがでしょうか?