【国内外】トップパティシエたちも挑戦したコンテストをご紹介!
将来パティシエを目指しているのであれば、コンクールに挑戦したい考えた事がある人も多いのでないでしょうか?
コンクールで挑戦すると日本国内だけでなく、世界で活躍するチャンスをつかめることも夢ではないので志す人も多くなっています
現にトップパティシエとして活躍しているほとんどの方がコンクールで入賞を果たしています
今回は世界のパティシエたちも挑戦した国内外のコンテストについてご紹介していきます。
パティシエのコンテストとは
知識や技術を日々磨き続けているパティシエにとってコンテストとは日々の自分の成果を披露する場として定期的に開催されております
出場者全員はナンバーワンを目指していることは確かですが、最終的に入賞が叶わなかった人でも自分を成長させる大きな機会であることも確かです。
そんなパティシエのコンテストは日本国内だけはなく世界各国で開催をされております。
日本人が世界のコンテストに挑戦することも今では当たり前になってきました。
トップパティシエの定義
チョコレートやケーキ、焼き菓子などの洋菓子は元々フランスが本場のスイーツです。
近年では日本人の手先の器用さや繊細さが評価され、フランスにある有名洋菓子店で修業を積んだり、自分のお店を出している人も少なくありません。
伝統的な技術を現地で学んだパティシエであれば、日本でお店を出す時にも「本場の味」と胸を張って宣伝することが出来ますよね。
『パティシエとは|知っているようで知らないパティシエのこと』でもお伝えした通り、フランスでは「パティシエ」というと日本でいう「医者」と同じくらいの社会的地位があるらしく、パティシエになるのにも国家資格が必要になります。
しかし、トップパティシエとなると、世界各国たくさんのスイーツがあるパティシエ業界ではトップパティシエに特別定義があるわけではありません。
一般的に、国内・世界で活躍している有名なパティシエが「トップパティシエ」と紹介されることが多いためであると言えます。
では「トップパティシエ」と呼ばれている人達が挑戦するコンテストとはどのようなものがあるのでしょうか?
国内外合わせて紹介をしていきます。
【国外編】パティシエのコンテスト
国外で実施されているコンクールとして「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」と「ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ」の2つをご紹介します。
この2つのコンクールで優勝をするということはトップパティシエとしての称号を持っていると言っても過言ではありません
<クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー>
フランスで開催されている世界的な製菓の大会です。2年に1回の頻度で開かれています。
それぞれの国から代表者3人がチームを組んで、10時間以内に各部門のスイーツを作り競います。「氷細工部門」「チョコレート細工部門」「アメ細工部門」に分かれています。
2017年の大会にて日本代表選手として出場した株式会社シュゼット・ホールディングスの駒井シェフは本校のカリキュラムであるゲストシェフ実習で来校していただきました。
<ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ>
アメリカで開催されている国際的にも知名度の高い製菓コンクールです。パティシエの登竜門とも呼ばれています。こちらも2年に1回の頻度で開かれていて、各国のパティシエが3人1組のチームとなって出場します。
「アメ細工」「チョコレート」「アントルメ、プティガトー」の3部門に分かれていて、2日間(13時間)かけて行われます。
【国内編】パティシエのコンテスト
日本国内で有名なコンテストがいくつかあります。
今回は国内でも有名な「西日本洋菓子コンテスト」と「全国洋菓子技術コンテスト大会」「全国製菓衛生師養成施設技術コンクール」の3つのパティシエのコンテストをご紹介します。
<西日本洋菓子コンテスト>
西日本における「若手パティシエの登竜門」と呼ばれるこのコンテスト。
国内でもトップクラスの歴史を持っています。
経験年数に応じてクラスが分かれている「実技部門」や「チョコレート工芸菓子部門」「小型工芸菓子部門」「マジパン細工部門」などの部門でそれぞれ技術を競います。
学生の部では毎回神戸国際調理製菓専門学校の学生が入賞を果たしております。
<全国洋菓子技術コンテスト大会>
日本洋菓子協会連合会が主催するコンテストで、5年ごとに開催されています。
制限時間150分で直径24cmのケーキを作り、飾りつけや技術の美しさを競います。
この大会で優勝すると、日本全国から製菓作品が集まる「ジャパンケーキショー」で作品が展示されるのでたくさんの人に名前を知ってもらうきっかけにもなります。
<全国製菓衛生師養成施設技術コンクール>
日本全国にあるパティシエを育てる専門学校の学生がチャレンジできるコンクールです。
大会は洋菓子部門と和菓子部門に別れており、規程課題(絞り、ナッペなどの基礎技術)と自由課題の2つの合計点を競うものになっております。
このようなコンテストに出場して、数多くの賞を受賞することで知名度を上げ、より大きく活躍している人たちがトップパティシエと呼ばれています。
■国内外のコンクールに挑戦したトップパティシエたち
『テレビで活躍中のあの人も⁉専門学校を卒業した有名パティシエたち』で日本で活躍するトップパティシエの方々を紹介しました。
今回は気になる世界のトップパティシエたちを何人かご紹介していきましょう。
パティシエ業界に詳しくなくても聞いたことがある!という人もいるかもしれません。
ピエール・エルメ(Pierre Herme)
「パティスリー会のピカソ」とも呼ばれるピエール・エルメはフランスのパティシエです。
4代続くパティシエの家系に生まれ、14歳の時からパティシエの修行をはじめました。
1998年には東京赤坂にあるホテルニューオータニにもお店を出店しています。
先ほど紹介をしたクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーの会長も務められています
ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)
ベルギー出身のショコラティエ(チョコレート専門の菓子職人)です。
1995年に開催されたクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーで優勝した実績もあります。
さらにショコラティエの他にも、パティシエ・グラシエ・コンフィズールの職人資格を持っている、世界でも数少ないパティシエです。
ベルギーをはじめ、ロンドン・パリ・ニューヨークなど世界各地で活躍しています。
日本にも銀座など都内を中心に店舗を構えていて、最近ではミスタードーナツとのコラボでも有名です。
ジャン・ミエ(Jean MILLET)
フランスの菓子業界におけるパイオニアと呼ばれる、パティシエのレジェンド的存在です。
フランスで初めて製菓学校を開校したのもこの人なんですよ!
これまで「甘いお菓子」が主流だったフランス菓子の時代から、ムースやババロアといったさっぱりとした「新しいお菓子」を作り出したパティシエなのです。フランスで初めて製菓学校を開校したことでも有名です。
パリのエッフェル塔近くにある店舗では、日本人も含む数多くのパティシエが修行を積んでいます。
まとめ
今回の記事では世界のパティシエたちも挑戦した国内外のコンテストについてご紹介していきましたがいかがだったでしょうか。
もちろんトップパティシエという存在に定義があるわけではありませんし、コンテストで入賞をしなくてもパティシエとして活躍している方はたくさんいます。
しかし、技術を証明するコンテストに積極的に参加し、国内外を舞台に活躍している人たちが「トップパティシエ」と呼ばれています。
パティシエ業界のトップを目指したい!と考えている人は、パティシエの専門学校で製菓技術を身につけ、将来的にはそんな有名パティシエの元で修業を積むことを1つの目標にしても良いかもしれません。
神戸国際調理製菓専門学校ではパティシエとして頑張っていきたいという人の入学をお待ちしております