【知らなきゃ損】大学と悩んだあなたに調理師専門学校で使える奨学金をチェックしよう!
「調理学校に行きたいけどどのくらいのお金がかかるんだろう」
「専門学校の学費って高いって聞いたことがあるな」
「もしお金が足りない時には奨学金って借りれるのかな...」
このような悩みを抱えている方は多いことでしょう。
専門学校に通うにあたってどうしても気になるのは学費に関することだと思います。
そこで、この記事では調理専門学校の学費や奨学金について詳しくお話ししていきます。
もしかしたら、あなたが使える奨学金があるかもしれません。
保護者の方のためにも、この記事を読んで勉強しておきましょう!
調理系専門学校の学費とは?
2年制が主流の調理系専門学校では、卒業をするまでに300万円から400万円程度必要であると言われています。
一般的な4年制の私立大学では、卒業までに400万円から500万円程度かかります。
このように大学と比べると、調理系専門学校は学費はかかりませんが、調理師専門学校は年間で見てみると学費がかかります。
もう少し、学費について詳しく知りたい方は『なぜ学費が高い?何に使われているの?製菓専門学校の気になる学費や奨学金をご紹介』でも紹介していますのでチェックしてみてください。
それでは、他の分野の専門学校はどうなのでしょうか。
詳しく解説いたします。
専門学校・大学・短大の平均的な学費は?
専門学校は、平均して年間150万円程度が学費の相場となっています。
その中でも理学療法士や作業療法士が目指せる専門学校では年間170万程度と比較的高く、調理専門学校については140万円程度です。
また、短期大学も通学期間が2年間となっており、学費は100万から150万円で、卒業をするにはおよそ250万から450万円必要になると考えられます。
しかし、調理を専門としている学校は短大の中にはあまり多くありません。
そのため、短期大学に進まれる方のほとんどが栄養士としての学習を深めつつ、独学で調理師試験の学習をしたい人でしょう。
最後に4年制大学の学費についても簡単にお話しします。
まず、国公立の大学では、1年間の学費が50万円から80万円程度になっております。
先ほどもお話しいたしましたが、私立大学だと100万から150万円程度かかることが多いです。
通学期間は4年間ですから、この数値を4倍にして約400万円から600万円、4年制の大学を卒業するためには必要となります。
大学の大きなメリットとしては、調理以外のことも様々な教科を通して学習することができる点です。
例えば調理師としてレストランを経営したいと考えた時に、効果的な効率の方法やお店の経営の仕方などのマーケティングなどに関する学習も同時に行うことができます。
その他にも、食べ物や栄養に関する学習や研究を行うことができますから、将来的に企業で商品開発などに関わっていきたいなと考えているのであれば、大学に進学することをお勧めいたします。
調理系専門学校で利用できる奨学金は何がある?
ここまでの内容を見て、学費が払えるのかどうかという不安を抱えている方もいらっしゃるかと思います。
そこで調理系専門学校ではどのような奨学金制度があるのかについて、ご紹介します。
お金を借りる期間や学校によって、様々な制度がありますが、基本的には借りたお金を返さなくてもいい給付型と、働き始めてから少しずつ返していく貸与型の2種類があります。
日本学生支援機構奨学金
奨学金を打ち出す機関として最も有名なものの1つは、日本学生支援機構です。
日本学生支援機構の奨学金制度には、貸与型と給付型の2種類があります。
お金を借りる条件としては、貸与型よりも給付型の方が厳しいものとなっております。
厳しい理由としては、返済の必要がないからです。
どのように厳しいのかといいますと、一緒に暮らしている両親や祖父母の収入が著しく低く、生活が困難であると認められる必要があったり、応募に必要な成績の基準が非常に高かったりすることがあります。
一方、貸与型ですが、こちらは第一種奨学金と第二種奨学金の2種類がございます。
第一種奨学金は、無利子で借りることができるため、借りた金額と返済する金額は等しいです。
しかし、第二種奨学金は利子がつきますので、借入額よりも返済額の方が多くなるため注意しなければなりません。
いずれの場合も、お金を借りるということで借金のように感じてしまうかもしれませんが、それは自分自身の理想のため、夢のため、将来のために必要なものです。
一般的な借金とはまったく異なりますから、積極的に活用していきましょう。
高等教育の修学支援新制度
高等教育の就学支援制度では、学生に意欲や明確な進路があり、進学を希望しているが、家庭の経済状況が厳しく通学が難しい場合に活用することができる制度です。
家庭の経済状況に関係なく、大学や短大、高等専門学校、専門学校などに進学ができるように文部科学省が体制をしっかりと整えています。
具体的に、どのような学校に進学するときに活用することができる制度なのかに関して、解説をいたします。
対象となる学校は、国が認定した大学、短期大学、高等専門学校、専門学校です。
それから、支援対象となる学生には、2つの条件が課されています。
1つは、世帯収入や資産条件を満たしていることです。
もう1つは、進学後、しっかりと学習をするという意欲があることです。以上2点が求められています。
また、具体的な給付額については次の表にまとめています。
区分 | 自宅通学 | 自宅外通学 | |
大学・短大・専門学校 | 国公立 | 約35万円 | 約80万円 |
私立 | 約46万円 | 約91万円 | |
高等専門学校 | 国公立 | 約21万円 | 約41万円 |
私立 | 約32万円 | 約52万円 |
さらに、授業料や入学金のサポートもあります。
国公立 | 私立 | |||
入学金 | 授業料 | 入学金 | 授業料 | |
大学 | 約28万円 | 約54万円 | 約26万円 | 約70万円 |
短大 | 約17万円 | 約39万円 | 約25万円 | 約62万円 |
高等専門学校 | 約8万円 | 約23万円 | 約13万円 | 約70万円 |
専門学校 | 約7万円 | 約17万円 | 約16万円 | 約59万円 |
本校、神戸国際調理製菓専門学校も国が認めている専門学校の1つですから、こちらの制度を活用して入学することが可能です。
まとめ
この記事では、調理系専門学校での費用とその他学校機関でかかる費用についてお話いたしました。
私立大学の学費と比較すると、調理系専門学校は安いです。
しかし、安いと言っても数百万かかりますので、経済的に不安をお持ちの方は積極的に日本学生支援機構や文部科学省が行っている修学支援新制度を活用しましょう。
中には、返済不要のものもありますので、借りることができるかどうかなどを確認してみるといいかもしれません。
いまや奨学金を借りることは当たり前の時代になっています。
本校でも、修学支援新制度を取り入れていますから、費用のことはお気になさらず、一度入学を検討していただければと思います。