なぜ学費が高い?何に使われているの?製菓専門学校の気になる学費や奨学金をご紹介
(このページは2023年1月28日更新しました)
調理・製菓系は学費が高いからやめときなさい…
こんな言葉を親戚や学校の先生から言われたことはありますか?
もしかしたら、学費であきらめましたという方もいらっしゃるかもしれません。
神戸国際調理製菓専門学校で開催しているオープンキャンパスでも学費が安くなる奨学金はありますかといった質問は少なくありません。
本校は「神戸で唯一、調理と製菓が学べる学校」として毎年最大200人の卒業生を輩出し、学費の担当のスタッフが一人ひとりあったプランを紹介している実績もあります。
今回は製菓専門学校にいきたいけど学費はいくら必要かという疑問に徹底的に解説していきたいと思います。
ブログの最後にはもしあなたに進学したい製菓専門学校が見つかったとして、オープンキャンパスに参加した際に学費について質問しておいて損はないを3つのこと紹介します。
製菓専門学校の学費の紹介
もちろん無料では学校に通うことはできません。
特に専門学校では技術を習得するため、高校や大学にはない「実習にかかるお金」が存在します。
例えば下記のようなものがあります。
- ケーキを作るための材料
- 作り方を教えてもらう先生
- 施設・製菓器具
では高校や大学よりも専門学校は学費が高くなることはわかっているけど、実際どのくらいかかるのか気になりますよね。
製菓専門学校の平均的な学費とは【関西版】
一般的に製菓系の専門学校は実習が豊富で、実際に食材や各種機材が必要なこともあってお金がかかってしまうのでは…と不安に感じる人も多いと思います。
そこでまずは関西にある代表的な製菓専門学校の学費を調べてみました。
関西の製菓系専門学校 | 学費(製菓昼1年制)※諸経費は含んでおりません。 |
A専門学校 | 約2,150,000円 |
B専門学校 | 約1,900,000円 |
C専門学校 | 約1,830,000円 |
D専門学校 | 約1,820,000円 |
神戸国際調理製菓専門学校 | 1,790,000円 |
F専門学校 | 約1,650,000円 |
G専門学校 | 約1,390,000円 |
関西では年間約140~200万円程が相場のようです。
平均値を出してみると179万円になります。
本校は1,7900,000円ですので、平均的な学費と言えるのではないでしょうか。
ただ決して安くはありませんし、入学をするとなると人生を左右するような大きな決断になるでしょう。
自分が進学したいなと思ったらパンフレットをチェックしたり、オープンキャンパスで話を聞いたりしてしっかり調べましょう。
学費の内訳
学費と一言で言ってもどのような何かよくわかりませんよね
しかし、わからないままだと自分たちが払ったお金が何に使われているかわからないということになります。
では、一般的な製菓専門学校の学費の内訳をみていきましょう!
- 入学金
- 授業料
- 実習材料費
- 施設設備費
- 教育充実金
「実習材料費」とは学生が実際にケーキを作るときに必要な苺や小麦粉といった食材費が主です。
もしかしたら、たくさん実習をする学校であれば相場よりも高くなっているケースが多いかもしれません。
「施設設備費」とは学校内にある機材や備品の維持、修繕のために使われるお金です。
「教育充実金」とは課外授業や学生を支援するためのお金です。
学生生活をより豊かに過ごしやすくするためにあてられるお金ですので、必要になってきます。
学校によっては「学友会費」といった違う名称で呼ばれている可能性もあります。
学費がなぜ高いのか
確かに一般的は製菓専門学校の学費は高いと思われがちですが、高いには理由があります
それは「材料費」「施設設備費」があるからです。
製菓専門学校は実習が豊富で、実際に食材や各種機器が必要なこともあって、材料費だけでも50~70万、施設設備費でも10~20万円かかってきます。
本校でも材料費は60~70万、施設設備費は15万円となっています。
でもこれはプロのパティシエになるために必要不可欠なお金と言っても過言ではありません。
「学費は教育の対価である。」という言葉があります。
学費を払えばそれだけ上質な教育が受けることができる保証がされているわけです。
学費が安くなる奨学金の紹介
「少しでも学費が安くならないですか」という問合せはよくいただきます。
オープンキャンパスでは以下の2つをご紹介させていただいております。
- ・国の奨学金制度
- ・本校独自の奨学金制度
もちろん2つを併用することも可能です。
もし製菓専門学校を卒業後に具体的な計画があるのであれば手元に少しでもお金がある方がいいですよね。
奨学金をうまく活用し、無駄のない学生生活を送っていただけるように今回は神戸国際調理製菓専門学校が独自に設定をしている奨学金制度を3つご紹介させていただきます。
1.AO入試特典
手続き難易度 | ★☆☆ |
免除額・支給額 | 5万円 |
受給資格 | AO入試合格者 |
こちらはAO入試を受けて合格したら受けることができる奨学金制度。
詳しくはAO入試のページをご覧ください。
2.ファミリー優遇制度
手続き難易度 | ★☆☆ |
免除額・支給額 | 10万円 |
受給資格 | 本学園の学生または卒業生の子息、兄弟姉妹がいらっしゃる場合 |
こちらは本学園に在校している学生または卒業生の子息、兄弟姉妹がいらっしゃる場合に適応される奨学金制度。
本人からの届出があるときに限り入学金相当の10万円を入学後に支給します。
書類を揃えるだけでOKなので、難しい手続きもありません。
3.大学・短大卒業者特待制度
手続き難易度 | ★★☆ |
免除額・支給額 | 10万円 |
受給資格 | 大学・短大を卒業見込みの方、また既に大学・短大を卒業している方 |
大学出身者必見!
入学前に大学・短大を卒業見込みの方、また既に大学・短大を卒業している方は卒業を証明できる書類を提出すれば入学金の10万円が免除となります。
大学の卒業証明書を揃えなければならないので、出身校に問い合わせをお願いします。
学費を見るときに注意したい3つのこと
「パンフレットに書いてあるより、たくさん学費を払った」と先輩から聞いたことがある人ももしかしたらいるかもしれません。
それは一言でいうと確認不足です。
決して専門学校側は隠しているわけではありません。
入学後に後悔しないためにも、学費をみるときに注意すべきポイントを3つ紹介いたします。
1.諸経費について
学費とは別で諸経費として実習服や包丁を設定している学校がほとんどです。
大体10万〜20万円くらいかかります。
学校によっては学費に含まれている場合もありますので注意が必要です。
高いと感じるかもしれませんが、道具は一生モノです。
大切に扱うことで卒業後も活用することができるでしょう。
2.学費が何に使われているか
専門学校の入学要項には学費の内訳が必ず書かれています。
入学金を除いて大きく分けると「授業料」「施設設備費」「実習材料費」の3つの項目です。
それぞれがプロのパティシエになるためには必要なお金です。
学びのためのお金が何に使われているかを把握することでより一層勉強に集中することもできます。
3.分割で払うとき手数料はいるのか
入学後も安心して勉学に取り組んでいただくためできるだけ学費は一度に払っておきたいですよね。
しかし、現実的に難しいことがほとんどです。
そんな一度の負担額を減らしたい方のために2回や3回に分け、場合によってはそれ以上の回数で払う方法もあります。
ただし別途分割手数料を学校側に払わなければならない場合もありますので注意してください。
必ず入学要項を確認しよう!
製菓専門学校に進学するために学費がいくら必要かを徹底的に解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
決して安いお金ではありませんし、進学は将来を左右するきっかけにもなります。
もしあなたが保護者の方から製菓専門学校に反対されているのであれば、入学前にどのくらいお金がかかるのかをはっきりとさせておくことも大切です。
そして学費は高いけど「こんな奨学金がある」「こういったことにお金が使われている」と説得のための材料をたくさん持っておくことをオススメします。
もし、いきたい製菓専門学校があるのならばまずはパンフレットを取り寄せてみよう。
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