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【メニュー考案】JAたじまと協力し学生が兵庫県の特産物を使ったメニューを考案しました

神戸国際調理製菓専門学校のWライセンスコース2年目の学生が兵庫県のJAたじまの協力のもと、商品開発の授業を行い、カップで提供する対面販売用のメニューを考案しました。

考案させていただいたメニューは今後JAの直売所での商品開発に役立てる予定となっております。

この取り組みの背景には、本校の1回で行われている『学生カフェ』で数年前からJAのブランド米「コウノトリ育むお米」を使用していたことがあります。

この経緯がきっかけとなり、昨年10月に『但馬牛』に関する授業を開催し、その成功を受けて今回の特別授業へとつながりました。

この授業の一番の目的は、単に料理のスキルを教えることだけではなく、地産地消の意識を持ち、地域の食材を大切にする料理人を育成することにあります。

またたじまの食材のすばらしさを学生及び県民の方々へPRすることも含まれており、学生たちには地域連携の大切さも身に染みて感じてくれたと思います。

考案に至るまで、学生たちは授業内で但馬の特産物でありJA特産品の兵庫県産和牛「但馬牛」やお米を使用させていただき、各班でメニューを試作を何度も何度も行っている姿は素晴らしいものがありました。

1月中旬から取り組み、最終のレシピ審査、プレゼンテーション審査、試食審査まで2週間という短い期間でしたが、今すぐにでも商品化できるような作品ばかり

審査員にはJA職員5人が務め、見た目や味はもちろん、商品化にあたって重要な提供時の作業効率など、様々な角度から評価を行いました。

最終的に「但馬牛特選温寿司」と「但馬ビーフごちそうキムチチゲととろけるチーズニラ玉丼のコンボ」が1位に選ばれました。

受賞した学生たちは、普段触れることのない貴重な食材を使っての課題に当初は戸惑いながらも、最終的には但馬牛の良さを存分に引き出した料理を完成させることができ、「ぜひ商品化してほしい」という期待を胸に笑顔で語りました。

JA営農生産部の小西明彦部長は『短期間でありながら学生たちが高いクオリティの作品を作り上げたことに感心し、これらの作品が商品化され、但馬地域の新たな名物となることを期待しています』と総評して下さり、学生たちも達成感で満ち溢れている様子でした。

今回の授業は、学生たちにとって単なる実習という枠を超え、地域社会への貢献や食材への新たな理解を深める貴重な経験となりました。

神戸国際調理製菓専門学校として、今後も産学連携に積極的に取り組み、またこの取り組みが地域の特産物の価値を高め、食文化の発展に貢献していくことを願っています。