お知らせ

商品化決定!有馬芳香堂のナッツと増田製粉の小麦粉をメインに使用したクッキー缶を販売しました

神戸国際調理製菓専門学校の製菓スペシャリスト本科『スイーツプロデュースコース』に所属する2年生が産学官連携プロジェクトにおいて有馬芳香堂のナッツと増田製粉の小麦粉をメインに使用したクッキー缶をテーマに大丸神戸店と神戸市のご協力の元、考案し、販売することができました。

販売3日目で完売!学生たちは達成感に満ちていました

神戸国際調理製菓専門学校の製菓スペシャリスト本科『スイーツプロデュースコース』は洋菓子和菓子製パンの応用実習に加えて、商品開発や調理実習も行う総合的に学ぶコースです。

卒業後は洋菓子屋やパン屋、ホテルの製菓部門への就職を目指します。

2023年度も商品開発の授業が9月頃から行われました。

テーマは「ナッツを使用し神戸を表現したクッキー缶」。

そのざっくりとしたテーマに驚く学生たちもいましたが、最終的に売れる商品づくりをということで大丸神戸店、NUTS LAB、そして増田製粉所からアドバイスをもらい、1月の商品化を目指すプロジェクトが発足しました。

学生たちは何度も試作を繰り返しながら、自分たちの思いを形にしていきます。

3週間に1度のプレゼンテーションでは、3社に試食をしてもらい、フィードバックを受け、完成度を磨き、最終的に1月20日に大丸神戸店、大丸松坂屋オンライン、NUTS LAB、NUTS LABオンラインで販売することができました。

販売後、わずか3日で完売することができ、学生たちはホッとしている様子でした。

授業開始から試食発表会まで

プロジェクトの初段階として、まずは小麦粉を知ることから始まりました

増田製粉から小麦粉の授業を通じて、その特徴や違いを知ることによって、アイデアの幅を広げることが目的です

小麦粉の質感や味など全然違う中で、どの小麦粉がクッキーとしてふさわしいのかみんなで話し合っていきました。

最終的にテーマにあった「神戸を表現した」ということも考慮して、増田製粉がメインとして扱う「赤煉瓦」や「異人館」をメインとして扱うことに決定。

5班に分かれて、クッキーを作っていきます。

感や味わいがさまざまなクッキー、また缶のデザインまで製作。

固定観念に捉われないZ世代の柔軟な発想を生かして、色味や形で神戸の風景を表現したクッキーは、それぞれにこだわりが感じられ、すでに完成度の高いスイーツが出来上がっていました。

試作発表会から商品化まで

定期的に開催される試作発表会では各班クッキー缶に込めたこだわりや思いを発表し、フィードバックをいただきます。

色合いのバリエーションやナッツの使用方法は適正か、テーマに沿った味になっているか、など、参加企業がそれぞれの立場から商品化する上でのポイントをフィードバックしてもらい、改良していきます。

各班改良を重ねていきますが、最終的に商品化するのは1作品のみ

最終の試作発表会では缶に包装するパッケージもデザインも添えて披露しました

厳選なる話し合いの結果、「神戸のお土産となるクッキー缶」の商品名は、「NUTS LAB et École CP」。

ほうじ茶とピスタチオのクッキー、醤油ナッツのキャラメルサンドクッキー、バナナとアーモンドのフロランタン、スノーボールクッキーなど、製菓専門学生の技術とアイデア満載の美味しいクッキーがたっぷり詰まっています。

また、パッケージデザインには、学生のアイデアによりポートタワーを模したデザインを採用。

神戸土産としてもぴったりです。

本校では毎年様々な企業様と連携しながら、学生の学びを推進しております。

その中でいつも感じることは料理もお菓子もただ作るだけではなく、その背後にあるストーリーや食材の魅力を届けることがとても大切だということです。

今回商品化されたクッキー缶では、缶を縦にした時に上側を山と雲、下側にポートタワーで海辺を表現し、神戸の街をイメージしてもらおうという思いがあります。

また視覚的に楽しんでもらえるように、赤・緑・白・黄色をちりばめています。

増田製粉の小麦粉の良さやNUTS LABのブランドイメージを壊さないように配慮されたデザインも学生がこだわったところです

この商品開発の授業で得たことを社会でも発揮してほしいと思っております